2022年のお盆期間は?お墓参りやお供え花について
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2019.10.01
豆知識
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2022年のお盆期間は?お墓参りやお供え花について
お盆の期間は、8月13日~16日の4日間です。(一部地域ではの7月13日~16日)
地域によって異なる場合があります。2022年(令和4年)のお盆期間は、7月13日(水)~7月16日(土)か8月13日(土)~8月16日(火)です。
【お墓参り】
8月のお盆にはご先祖様のお墓へお参りに行くことが日本の習わしの1つとして存在します。故郷から離れて暮らす方にとって、帰省してから暑い夏の日差しの中お供え物を持ってお墓参りに行くことが毎年恒例になっていることも多いのではないでしょうか?
お盆のお墓参りには様々なお供え物を持って行きます。家系や地方の伝統によってお供え物の種類は多岐に渡り、適切なお供え物を選択しなければ一般常識に欠けているという印象を持たれてしまう可能性があります。
お盆に使用するお供え物の中でも特に気を付けておきたいものがお花です。お墓参りに使用するお花はご先祖様が眠るお墓が寂しくならないように彩りを添えると共に、伝統的なお花を使用したお供え、お花に込められた花言葉を元にご先祖様へ自分の気持ちを伝える大切なお供え物です。
【お供え】
お盆のお供えで使用する基本は“五供”と呼ばれる要素から構成されています。
その要素というのは、香 ・灯り ・お花 ・浄水 ・飲食の5つです。
・香
香り(かおり)ではなく、香(コウ)です。つまりお線香のことです。
お線香の香りは故人にとっての食べ物や、お供えをする方自身の清め、そして仏様となった故人と心を通わせる為の媒体とされています。
仏教の教えでは口から吐いた息は穢れとされている為、お線香を消す際は息を吹きかけて消さないように注意しましょう。線香を消す際は仰いで消すか、火傷しないように濡れた手でつまんで消すと良いでしょう。
・灯燭
お盆のお供えで使用される灯りの多くは蝋燭ではないでしょうか?
蝋燭の火は燈明だといわれており、火の光が優しく周りを照らすように暗い世の中を仏教の教えが広まるようにという思いが込められているそうです。
・お花
お花を飾り故人が寂しくならないようにするという意味の他に、お線香と同じで香りを故人に楽しんでもらうという意味があるとされています。
仏教の宗派や地域によってお供えに使用するお花の種類は異なりますが、最近では伝統だけに縛られず、故人が好きだったお花をお供えすることもあります。
お盆のお供えにすぐに使用できる花束が販売されていることもあるので、迷った場合はそれを購入するのも1つの手でしょう。
お盆のお供えに不向きなトゲのあるお花やツタが邪魔になってしまうお花、香りが強く虫が寄ってきやすいお花、色が派手すぎるお花等は使用しない方が良いでしょう。
お供えに使用するお花として代表的なユリは花粉が服についてしまうとなかなかとれなくなってしまいます。ユリに限らず、お花をお供えするときは花粉を取り除いておくようにしましょう。
・浄水
水道水でも良いので、毎日水を入れ替えて清潔な水の状態を保てるように注意しましょう。
宗派によっては華瓶(ケビョウ)と呼ばれる容器に入れてお供えする伝統があるそうです。
・飲食
日常的に家庭で食べているものと同じものをお供えします。 食事をする際は家族が食事をする前にお供えします。
袋に入って封がなされているものは開封する、皮がついている食べ物はむいておく等、すぐに食べられるようにしておくことがマナーです。また、お料理は一汁三菜の精進料理が基本となる為、魚や肉等は避けるようにしましょう。
【お供えのお花のマナー】
日本では慶事には奇数が良いとされており、3,5,7本で揃えることが丁度良い本数でしょう。
それよりも多くなるとお墓に供えにくい、あるいは供えられなくなるので注意しましょう。
3本の場合、花の色は白、黄色、紫の基本となる3色、5本の場合は白、黄色、紫、赤、ピンクと基本の3色+2色の花を足します。
プラスする2色は黒色の花以外なら何色でもかまいません。
お盆にお供えするお花が決まったら、さっそくお花を揃えましょう。
花束はお墓の左右に供えるので2束1対で用意しましょう。故人が好きなお花の色をお供えしたいという気持ちはわかりますが、新盆のお花は一色で揃えるという風習があります。
ですが、2年目以降は白色以外のお花で合わせることができるので、自分の気持ちを込めたお花をお供えしましょう。
お盆にお墓参りをする予定がある方は、お花等のお供え物を選ぶ際の参考にぜひご活用ください。
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